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おしゃれな中年の生存戦略

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オールデン ローファー 12年目レビュー

これまで色んな靴を履いてきましたが、「これは一生モノかもしれない」

と心底思えたのは、オールデンのローファーが初めてでした。

 

12年前、大阪・グランフロントがオープンしたタイミングで、

清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したのがこのオールデン。

 

あの頃の僕にとって、10万円の靴なんて完全に「大人の階段」でした。

※今でも大金です

 

以来、雨の日を避けながらも週に1〜2回は履き、色んな街を一緒に歩き、

色んなスタイルに寄り添ってくれました。


今回はそんなオールデンのローファーについて、

リアルな12年分の体験をお話したいと思います。

 

オールデンのローファー、12年履いたリアルな姿

購入当時のエピソードと価格

私は小さめの革靴が好きで、色んなブランドを見て回って

最終的にたどり着いたのがオールデン。

 

コードバンの艶と、クラシックなデザインが決め手でした。

価格は約10万円。今思うとかなりの投資でしたが、12年経った今でも

「買ってよかった」と思ってます。

 

Aldenローファーと歩いた12年のスタイル

昔はイタリアおじさん、今はアメリカンパパ

購入当時は、PT01とかインコテックスのパンツ履いて、

冬はザノーネのKYOUTO羽織って「俺、ミラノ在住ですけど?」

みたいな雰囲気出してました。ちなみに住んでたのは南大阪です。

 

で、今はというとディッキーズにリーバイス。子どもができたのと、

「ピチピチ卒業しよか」って気分でカジュアルへ大転身。

でも驚くべきは…オールデン、どっちにも合うってこと。

 

ベージュのディッキーズ+オールデンは中年の試練

 

ベージュのチノパン、これって履き方間違えると一気に“休日のお父さん感”

出るんですが、
そこにオールデン足したらオシャレ中年にクラスチェンジ!になるはず

 

オールデンとディッキーズの着用画像

 

ディッキーズに限らず、太めのチノパンもオールデンなら格上げしてくれます。

この雰囲気は大人しい感じですが、コードバンっぽさがあります。

ユニクロとも好相性!ファストファッションも格上げ

 

最近ユニクロのスラックス、めっちゃ出来が良いんですよ。

あれにオールデン足すと、ファストファッション感が急に消えるとまでは

いいませんが、

まるでコロッケにフォアグラ乗せたみたいな、罪深いオシャレ感

 

履き続けてわかった、Aldenローファーの魅力

シルエットと色味の“育ち方”

黒を買ったので、色味は大きな変化はありません。

ピッカピカにする事も出来ますし、地味にする事も出来ます。

コードバンの魅力

もう一つ紐で結ぶタイプのカーフのプレーントゥを持ってます。

 

黒のコードバンはそんなに派手な経年劣化はしないので、実用性は

カーフの方がいいかもしれませんが、コードバンにしか出せない雰囲気

があります。

 

個人的には一足ずつ所有するのをお勧めします。

 

12年間で行ったメンテナンス記録

ランニングコスト

部分的に糸が出てきた入り、お店で補色してもらったりすることも

ありますので、年間1万円はかかってると思います。

オールソール交換

12年履いてきてオールソール交換は1回だけです。
靴の先はどうしても凹んでくるので、一度部分的にラバーソールへ

変更したことがあります。

 

そして10年目、ついに本格的なリペアに踏み切りました。

フルレザーのソールに交換、いわば靴の大手術。この時は2万円くらいかかりましたが、まだまだ履きたいって気持ちで支払いました。

 

ソールの交換って第二の人生の始まりみたいなもの。

実際、それ以降の履き心地はまさにリフレッシュされてて、
履きやすくなったかなって思うくらいでした。

 

雨に遭遇したコードバン

この白い点、こんな感じになります。

雨に濡れたコードバン

 

でも大丈夫、これで伸ばしてブラシして伸ばしてと繰り返せば大丈夫

 

レザースティック画像

 

私の持っているのは多分これなんですが、

こんなに高かったかな・・

 

a.r10.to

一か所縫ってます、この時もうこの靴は寿命かなと思いましたが、

補修後今でも履いています。

ここは一番曲がるところなので、こういう事が起こりえます。

 

クリームをもっと頻繁に塗っていれば防げたかも知れません。

 

オールデン修理画像



使ってきたクリーム・ケア用品

基本的にナチュラルを使い、たまに黒を補色する感じです。

 

a.r10.to

メンテナンスは面倒か?

 

これは履く頻度にもよるかなと思いますが、

ある程度は手入れは必要です。

 

購入当初はもう気になって気になって毎日玄関にいましたが、

週に1~2回くらい着用なら正直2~3週間に一回のクリームでいいと思います。

 

履き終わった後にはブラシでササッと。

 

履き心地の変化と足への馴染み方

最初の履き心地と“慣れまでの期間”

これは最初は苦労しました、もう靴擦れ地獄でしたね。

最初は靴自体が堅いし、ほんとに辛くて何度サイズを間違ったのか?

と思った程です。

 

履くときは靴下まで決めておいた方がいいです。

 

今ではスリッパ感覚…?

オールデンのローファーを履きはじめた当初は、正直かなり苦戦しました。

足に馴染むどころか、毎回靴擦れとの闘い。靴自体が硬くて、

「サイズ間違えたかな…?」と本気で悩んだ時期もありました。

 

特に、かかとは何度も痛くなって、靴下を厚手のものに変えたり、

中敷きを試したり、いろいろ工夫しました。

 

でも、時間が経つにつれて少しずつ足に馴染んでいって、ある日気づいたんです。

 

「今日は、何の違和感もなく履けたな」と。

 

今では本当に自然に履けて、歩いていてもまったくストレスがありません。

まるでスリッパのような感覚と言っても大げさではなく、

あの頃の靴擦れが嘘みたいです。

※まあスリッポンなので

 

結局、サイズは間違ってなかった。馴染むまでに時間はかかったけれど、

その分、今の快適さは格別です。“育てる靴”ってこういうことなんだなと、

しみじみ実感しています。

カジュアルにもスーツにも合う万能性

革靴なので、勿論スーツもOKです!

ですが、先ほどの通り本当のビジネススーツというか、

フォーマル寄りのスーツだとちょっと小さいんですよね。

 

敢えて例えるなら喪服、喪服のスーツって

テーパードはまあ、ほとんどの場合かかってないと思います。

なので、スーツに合うというよりはセットアップに合うと

いうのが正解だと思います。

 

スーツでもパンツがテーパードが掛かってるもしくは

細めのデザインのものなら相性いいです。

 

12年履いても、まだ愛せる理由

流行に左右されないデザインの強み

「本当に完成されたデザインだな」ということです。

基本的にデザイン自体ほどんど変わってません。

 

ファッションの流行は移り変わっていきます。タイトなシルエットが

流行ったと思えば、次はワイドパンツが主流になる。

 

オールデンのローファーは、そうした変化の中でもずっと
最高のベーシック、どこか品があって、でも気取りすぎない。

だからこそ、カジュアルにも、ビジネス寄りのスタイルにも馴染む。

 

流行に乗らなくてもサマになる。むしろ、流行が変わっても置いていかれない靴。
それがオールデンの魅力かもしれません。

 

これから購入を検討している人へ

今の価格をみてびっくりしました。

オールデン ローファー コードバン20万以上、しかも正規販売店はSoldOut。

 

※2025年4月

 

オールデンの価格推移

 

これはもう普通の人が購入出来る金額ではないですね。

円高になれば少しは買いやすくなるかも知れません。

高いけど、元は取れる?

 

新品で20万、正直今が天井の金額のような

気もします。

 

中古という選択肢

実はオールデンのカーフのローファーを中古で購入したことがあります。

なんとカビが生えてきました、拭いても拭いてもまた復活する不死身のカビが・・

 

店舗で購入してもそんなことがあります。

私がハズレを引いただけかも知れませんが、皆様お気を付けください。

 

本当に中古でもローファーが余り見当たりません、これなんかいいと思いました。

 


 

 

なので個人的にはシューツリーはあった方がいいともいます。

ネットや通販で購入予定の方へ

私の足のサイズは実測で25cm、オールデンならサイズは7です。

ニューバランスは26.5を履きます。

参考になれば

 

まとめ|オールデンは“モノ”じゃなくて“相棒”

正直な所コストも手間も掛かります、なので2足目は

コードバン辞めました(笑)

 

大人の男であればオールデン、一足いかがでしょうか。

 

それではよい中年ライフを!

 

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