
音楽の教科書って、なぜか全然聴きたくならない曲が並んでますよね。
「数年にわたって聴き続けてる教科書掲載曲ある?」って聞かれて、「ベートーヴェン!」って即答できる人、きっと少数派。
それならいっそ、未来の教科書に「90年代サンプリングミュージック」載せませんか?ってことで、今回は勝手に推し曲たちを紹介します。中には理性を失うレベルの天才技も。どうかイヤホンのご準備を。
サンプリングミュージックとは
超ざっくり言うと、
「いい感じの音(過去の曲)を切り取って、今風にカッコよく料理する」技法です。
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ソース選び(レコードとかCDとか)
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編集(テンポ変えたりループさせたり)
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新曲に組み込み(ビートに乗せてバチッと)
この三拍子で名曲が量産されてたのが、そう、90年代のヒップホップ黄金期。
ケニードープ大先生
Inside My Love
まずはこの曲を聴いて下さい。
この曲の3:03~3:23位がサンプリングポイントですので注意深く聴いてください。
ミニーリパートンの天使の歌声に悩殺されいると思いますが、
もう奇跡の間奏としかいいようがありません。
この曲だけでも世界遺産なのに、この間奏はもはや宇宙の愛でしょう。
Kenny Dope Get On Down (Pushin' Dope E.P.)
本編がはじまります、これが問題の曲です。
あの美しい間奏をこんなに暴力的で官能的に仕上げてしまいました。
野性的なMethod Manの声をサンプリングしてますが、これがまた
合ってるんですよね。
私の大好きなA Tribe Called Questも同じ曲でサンプリングしておりますが、
このサンプリングに関してはKenny Dope大先生の圧勝です。
Street Player
こちらもネタの曲です、これは軽く聴いて頂くだけで大丈夫です。
いい曲ですね、私は70年代の曲が好きです。
The Bucketheads - The Bomb
で、出ました本命。狂気のコラージュ。
リズム、サンプルの繋げ方、どれもヤバい。
特に2:51からの畳みかけは理性が迷子になります。
ベースとドラムパターンはハウスのものですが、繋げ方が狂ってますね。
2:51~の最後に畳みかける展開は理性が無くなってしまいます。
この記事をきっかけにこれも教科書に載ってしまうので、
未来の子供達はみんなケニードープ大先生の大ファンになってしまいます。
De La Soul大先生
I Can't Help It
はい、まずはネタ曲からお願いします。
かなり特徴的なベースです、ベースをよく聴いておいてください。
プロデューサーがクインシー・ジョーンズ、若いマイケル
二人の才能が溢れすぎて、フワフワ浮いてしまいそうです。
De La Soul - Breakadawn
チルチル!チルチル!
えっサンプリングなんかしてないんじゃないのってくらい自然です。
でもばっちりI Can't Help Itをサンプリングしています。
全体のバランスもかっこよくて、すっごい好きな曲です。
A Tribe Called Quest大先生
皆様お待たせしました、我がA Tribe Called Questもご紹介させて頂きます。
Ronnie Foster - Mystic Brew
この曲はこの曲で好きです、こんな素朴な曲がリリース出来た時代って
いいなぁと思います。
A Tribe Called Quest - Electric Relaxation
あの曲がこんな感じになるの!と思います。
De La SoulにしてもA Tribe Called Questにしてもそれはそれは丁寧な仕事です。
Kenny Dope大先生とはちょっと違います。
サンプリング元に対するリスペクトが感じられます。
J Dilla本当に大先生
いやーJ Dilla大先生を紹介しないと、全世界の反感をかう恐れがあります。
これはいままで紹介した曲よりはちょっとわかりにくいのですが、
ここまでついてきて頂いてるので大丈夫だと過信しております。
Saudade Vem Correndo
2:04からのギターに注目です、この曲の色んな所をサンプリングしています。
The Pharcyde - Runnin'
この時代はみんなレコードを漁ってサンプラーで編集して曲を作ったんだなー
と思うとなんだか胸が締め付けられます。
60~70年代のレアグルーブの曲をリスペクトし、今の曲に昇華させた
天才トラックメーカー達、90年代というあの一瞬の輝きに今も焦がれます。
天才トラックメーカーの中でもやっぱり最も天才だったJ Dillaで一曲を選ぶと
すればやっぱりこれです。
最後に:ブラックミュージックは人生のスパイス
正直、この記事が誰かの役に立つかはわかりません。でも一つだけ言えるのは、
ブラックミュージックに出会って、人生が確実に豊かになったということ。
90年代のサンプリングミュージックは、ほんの一瞬の輝きかもしれません。
でも、その瞬間を知っている私たちは、ちょっとだけラッキーなのかも。