記事の中に黒い と表現がありますが、黒人っぽくて超クールという意味です。
ユーミンとスティビーワンダーが比較されるのは余り聞きませんが、
二人とも紛れもなく神に愛されてる、
スーパー偉大なミュージシャンです。
年齢は4歳スティビーワンダーの方が年上で12歳でデビューしてるので、
一概に比較出来ませんが、40年以上第一線で活躍してることと、70年代から80年代を駆け抜けたのが共通点です。
70年代の曲調から80年代のバブリーな雰囲気になった変節を、日本と世界から
比較するには最適ですし、個人的にも大好きな二人です。
この記事で素晴らしい70年代~80年代を感じて頂けると嬉しいです!
年表
※若干前後してる可能性あります
発売年 | 松任谷由実(ユーミン) | スティーヴィー・ワンダー |
---|---|---|
1970年 | — | Stevie Wonder Live |
1971年 | — | Where I'm Coming From |
1973年 | ひこうき雲(荒井由実名義) | Music of My Mind |
1973年 | — | Talking Book |
1974年 | MISSLIM(ミスリム) | Innervisions |
1975年 | COBALT HOUR | Fulfillingness' First Finale |
1976年 | 14番目の月 | Songs in the Key of Life |
1977年 | — | — |
1978年 | 流線形'80 | Stevie Wonder's Journey Through "The Secret Life of Plants" |
1979年 | OLIVE | — |
1980年 | 時のないホテル | Hotter than July |
1981年 | SURF & SNOW | Stevie Wonder's Original Musiquarium I(ベスト盤) |
1982年 | PEARL PIERCE | — |
1983年 | REINCARNATION | The Woman in Red(サントラ) |
1983年 | VOYAGER | — |
1984年 | NO SIDE | The Woman in Red(サントラ) |
1985年 | DA・DI・DA | In Square Circle |
1973年
ユーミンはデビューでひこうき雲、スティビーワンダーはMusic of My Mindを
リリース、ユーミンのひこうき雲はもういきなりベスト盤というか
後世に残る名曲をばかりです。
個人的にはスティビーワンダーはまだエンジン掛かってない感じです。
ひこうき雲では参加メンバーに注目です
この当時の日本の最高峰が集まっています。
キャラメル・ママは以降の日本の音楽シーンを創ったメンバーと言っても過言ではありません。
キャラメル・ママのサウンドは70年代感満載で最高です。
Arranger:荒井由実、キャラメル・ママ
Bass:細野晴臣
このアルバムから一曲を選ぶとすれば個人的にはこれです。
前奏から最高です!
キャラメル・ママ(ティンパン・アレイ)はこの演奏が特に好きです。
70年代感を感じて頂けると思います。
ラップとして聴いてみて下さい。
レコード版よりこっちのほうがかっこいいです。
ゴロワーズを吸ったことがあるかい
キャラメル・ママ(ティンパン・アレイ)は黒いですよね。
1974年
ユーミンはMISSLIM、スティビーワンダーはTalking Book、Innervisionsをリリース。
この時期のスティビーワンダーは70年代の神々しさが溢れています。
ユーミンのMISSLIMも制作陣はひこうき雲と参加メンバーはあまり変わらず
相変わらず国内最強の布陣です。
TONTO(The Original New Timbral Orchestra)というシンセサイザーシステム
が使われていると思われるYou've Got It Bad Girl
You've Got It Bad Girl
Golden Lady
個人的にスティビーワンダーで一番好きな曲でアルバムも
Innervisionsが一番好きです。
ユーミンのMISSLIMの歴史的名曲「やさしさに包まれたなら」も含まれる
アルバムで天才ぶりを遺憾なく発揮してます。
「やさしさに包まれたなら」はアルバムとシングルで全く雰囲気が変わりますが、
その話は割愛します。
このアルバムからはフルートが素晴らしいこの曲
生まれた街で
1976年
スティビーワンダーはSongs in the Key of Lifeをリリースします。
70年代前半の土臭い感じは薄れ、素晴らしいバランスで録音されたアルバムです。
スティビーワンダーのPAのバランスって他の誰とも似て無くて唯一無二です。
Talking Book、Innervisionsが黄金期と言いましたが、負けず劣らず名盤です。
70年代っぽさは薄まってますが、いわゆる80年代サウンドとまではいかず、
絶妙のバランスです。
爽やかにはじまりますが、後半のコーラスのループはセッションのようで、
この展開は狂気じみてます。
AS
70年代後半から80年代前半の時代背景
ひこうき雲をユーミンと一緒につくっていた細野さんは1978年にYMOで
デビューしており、電子音楽の息吹がに70年代後半から始まっていました。
一方でメタリカ 1981年、Bon Jovi 1983年、日本ではBOØWY 1982年に
デビューしており世界的に見てもロック・ハードロック・メタルバンドが
台頭してきた時期でもあります。
ランDMCも1983年デビューなので、この頃には既にヒップホップも
市民権を得ようとしていました。
ユーミンもスティビーワンダーも73年~74年が70年代の雰囲気をもっとも
醸し出していた時期だと思います。
ユーミンの変化
1979年のDESTINYを独断で変化ポイントとします。
COBALT HOURから悲しいほどお天気 がリリースされるまでは
後世に残ると言われる程の名曲は少ないと思います。
DESTINYは明らかにエレキギターがフューチャーされて、都会的な
ロックポップとも言えます。
制作陣は細野さんは居ませんが、キャラメル・ママ系列で変更ありませんが、
上田正樹さんがコーラスで参加されてます。
1980年に恋人がサンタクロース、1981年に守ってあげたいがリリースされて、
完全に80年代サウンドの完成です。
DESTINY
スティビーワンダーの変化
それはもう、スティビーワンダー最大のヒット曲1984年リリースの
i just called to say i love youです。
音楽マニアから言わせるとキャッチー過ぎるかも知れませんが、
曲から溢れる陽のパワーが凄いです。
この曲でスティビーワンダーの80年代サウンドが完成しました。
i just called to say i love you
ユーミン80年代の最高傑作
本当に個人的な見解で申し訳ないのですが、80年代はVOYAGERが最高です!
その中でもTropic Of Capricornが群を抜いて好みです。
70年代のロック調から少し黒くなった印象があります。
Tropic Of Capricorn
パーカッションとベースのチョッパーからはじまる前奏、いきなり黒いっす!
敢えて電子ピアノを使ってる感じもあります(わかりませんが)
こんなにベースがフューチャーされるポップスは珍しいです。
とにかくベースがめちゃくちゃかっこいい!
高水健司さん最高っす!
サビの部分がハーモニーがまた黒いんですよね、ディアンジェロに影響
与えたんじゃないかって思うくらいです。
最後に
個人の好み満載で、それはちがうやろ!
と突っ込みどころもあると思いますが、70~80年代は熱い時代
だったと思います。
ちなみに私は40代後半なので、全てリアルタイムではありません^^;
最後までお読み頂きありがとうございまーす!
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