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中年の生活再構築ブログ

株価は史上最高、でも生活は苦しい。スタグフレーション時代をどう生きるか

株価は史上最高でも、給料や生活は全然楽にならない.

関税だ、バブルだと言いながら、株高は維持、都心の不動産も値崩れは無し。

 

ガソリンも米も値上がり↑

 

私は根本的に相場というものが好きで、今でもニュース的にある程度情報は見ています。

 

Youtubeでも投資系チャンネルは人気。。

インデックスに投資すれば将来も安泰。。

〇〇株が下落、買場が来た!。。

 

一時的に日経平均が5万、10万になるかも知れません。

複数のシナリオがありえますが、そんな動画や本は見たら負けです(笑)

投資に対する考え方に正解は無く、リスク許容度の範囲で投資をすればいいと思いますが、私自身や現在株の投資はやっていません

 

ロシアとウクライナの戦争は十分に火種があったのに、それを織り込んでいたアナリストを私は知りません。

 

 

未来を当てるのは不可能です、個別株の上下は今後もあると思いますが、マクロでみた時はマネーの総量が肝になってくると思います

 

インデックス投資 あなたの握力は?

このグラフはダウの100年の価格推移です。

青線はシンプルに株価、確かに持ち続けると上がってます。

赤線はインフレ率を考慮した線です、簡単に考えても二つ落とし穴があります

 

  • 人間の寿命を考えて実際何年ガチホ出来るか
  • インフレ率を考慮するとそんなに上がって無い

 

ダウ100年のグラフ

 

S&P500でも同じようなグラフになります。

 

S&P500 100年グラフ

 

例えば1980年に20歳で投資を始めたとします。

100年単位で見れば順調に上がってますが、ドットコムバブル、リーマンショック、コロナ時の暴落でも握ってられる握力がありますか?

 

30年握力を持ち続けろって言われても、僕なら2年で腕つりそうです(笑)

 

1980年~2009年まで 毎月1万円をS&P500に積立投資した場合(為替レート込み)

 

投資総額:約 360万円
2009年末の評価額:約 543万円(リーマンショック時期)

 

こんなもんです、一応この時期は市場原理主義を信じれてなおかつ、かなり成長した時期です。

これに税金取られますからね。

 

2009年~2024年まで 毎月1万円をS&P500に積立投資した場合(為替込み)

 

投資総額:約 192万円

2024年末の評価額:約 693万円

 

流石にこのタイミングはインパクトあります、みんながインデックス!

というのもわかります。

でもコロナ禍の暴落のタイミングで株に投資出来ますか?

そんな事によりマスクが無い!でしたよね、

 

為替も「超円安(79円→145円)」に動いたので、円換算リターンはさらに押し上げられてます。

 

株価上昇の正体は、実体経済の成長ではなくマネーの膨張

マネー膨張 → 株高と同時にインフレ → 生活コスト上昇

 

こちらが 米国M2マネーサプライとS&P500の比較グラフ(1995–2024) です。

  • M2(青) は1995年から緩やかに増え、リーマン後・コロナ後に急拡大。

  • S&P500(赤) も同じタイミングで急上昇しており、資産価格とマネー膨張が強く連動している。

 

マネーサプライとS&P500の比較グラフ

 

株高にはもちろん複数の要因がありますが、このグラフを見て頂けると何が一番の要因なのかご理解して頂けると思います。

 

今の時代NVIDIAへ期待する気持ちはわかりますが、AI銘柄以外に期待出来るものがないんだと思います。

 

ここまでマネーが増えるとそう簡単に暴落はこないかも知れません。

起こるとすれば市場原理ではなく、FRBや日銀が想定以上に利上げや引き締めを進めたときかも知れません。

 

流石に金利は考えて調整するので、この線も直近では薄い。

ではどうなるか、だらだらとしたスタグフレーションがしばらく続くという見立てになります。

 

🌀 だらだらとしたスタグフレーションの世界

これを期待している訳ではありませんが、こんな感じの世界が高いと思ってます。

1. 物価はじわじわ高いまま

  • 食料やエネルギーなど生活必需品は下がらない。

  • ただし爆発的に上がるわけでもなく、「あれ、またちょっと値上がりしてるな」 という感覚が続く。

2. 賃金は思ったほど伸びない

  • 一部の大企業や専門職は上がるが、全体の賃金上昇は限定的。

  • 結果的に「給料は増えたけど、実質的には余裕がない」という実感。

3. 株価や不動産は高止まり

  • 政策マネーに支えられ、暴落はしない。

  • ただし実体経済が弱いので、本当の意味での豊かさには繋がらない

4. 社会の空気感

  • 投資家は「暴落は来ないけど上値も重い」と感じ、消費者は「生活が楽にならない」と不満を募らせる。

  • 経済ニュースは賑やかでも、街の空気はどこか停滞感。

 

ただ、最近は流石に経済系のチャンネルでもインデックスでOK!みたいな論調は減ったように思います。

 

スタグフレーション時代の生活防衛

スタグフレーションの厄介さは「給料は横ばいなのに生活費だけがじわじわ上がる」ことにあります。

その背景には、人口減少で企業の成長力が弱まっている一方、食料やエネルギーの価格は世界的な供給制約や円安で上がりやすいという構造があります。

つまり収入は伸びにくいのに、支出だけが確実に増えるのです。

そこで生活防衛のポイントは、派手に稼ぐことよりも“出ていくお金を整えること”。

 

  • 光熱費の見直し:契約プランや家電の効率改善で、長期的に支出を下げる。

  • 食費対策:まとめ買い・共同購入・冷凍保存で物価上昇を緩和。

  • スマホ代節約:格安SIMや家族割は即効性があり、年間数万円単位で差が出る。

  • 小さな自給自足:ベランダ菜園など、少しでも自分で食料を賄う安心感。

  • サブスク整理:惰性の出費を削れば可処分所得が改善。

「原因を理解した上で、生活の守りを固める」。

これがだらだら続くスタグフレーション時代の現実的な対策です。

 

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FRB、日銀、機関投資家の顔色をうかがう

例えば今投資をするなら、FRB、日銀、機関投資家、これらの動きを気にする事になります。

FRBの政策を追いかけるより、妻と話しながら節約して、美味しいご飯を食べるほうが大事、ブログのPVを気にしてる方が健康的です(笑)

 

投資はリスクを取って資産を増やす行為、それ自体に否定的な気持ちは一切ありませんが、個人的には「自分の時間を割くのは勿体ない」と思いました。

 

それでも何かに投資するとすれば、心から応援したい会社の株かゴールドでしょうか。

仮想通貨は政府が裏付けるような新しいの出てきそうな感じはしますが、それが投資対象になるようなものかは未知数です。

 

有事の円買いは過去の話

40代以上の方なら覚えていると思いますが、20代の頃は「何か世界で大きな事件が起きると円が買われる」っていうのが当たり前でした。

ガソリンがリッター100円くらいで、円高になると「海外旅行が安く行ける!」なんて実感があった時代です。

でも今は、有事になっても円は買われません。

その理由はシンプルで、円を持ってても利回りがほとんどつかないからです。

 

ずっとゼロ金利、マイナス金利なんてやってれば、誰も「安全資産」とは思わなくなりますよね。しかも人口減少で成長力も弱い。

結局いま世界で選ばれるのはドルや金。昔の「有事の円買い」は、僕ら世代が肌で感じてきた過去の現象になってしまったんです。

最後に

我が家では節約しましょうとは言ってますが、抑える所は抑えて、体験したいことにはしっかりとお金を使おうと妻と話しています。

 

株価がどこまで上がるかは、もはや企業業績ではなくマクロでみるとFRBや日銀の政策次第。

市場原理は機能していないと言えば言い過ぎかも知れませんが、少しでも期待できる銘柄に集中し、それ以外はジリ貧。

そんな「政治ゲーム」を追いかけるより、私は自分の時間をブログ、トレーニング、野菜づくりに使う方が建設的だと感じています。

 

数字の世界を眺めるのも楽しいですが、これからは“手触りのある現実”に重心を置いていきたいのです。

 

これからはAIを含め価値観が揺らぐような事が色々起こっていくかも知れませんが、心を豊かに生きていきましょう!

りゅうさんのチャンネルはよく拝見させてもらってます。

 

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