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おしゃれな中年の生存戦略

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マイホーム購入をやめたリアルな判断材料

2023年頃、私を家の購入を検討していました。

 

家の購入を煽るよう動画やマーケティング

が多いので、買わなかったエピソードを

書いてみたくなりました。

 

極端なお金持ちでない限り、

家の購入はまさに大勝負

結果的には2023年に購入しませんでしたが、

マイホームの購入を

否定する訳ではありません。

 

マイホームの購入は気分が高揚してしまい、

冷静な判断が出来なく

なる事もありますので、購入を検討されている方にもお読み頂けると幸いです。

 

経済面

2023年の住宅ローンの変動金利相場です。

かなり安いので、購買意欲は沸きますよね。

 

銀行名 変動金利(優遇適用後)
auじぶん銀行 0.289%
住信SBIネット銀行 0.347%
三菱UFJ銀行 0.475%
楽天銀行 0.527%

 

これは仮に金利が0.347%のまま動かなかった場合のローンの金額です。

 

大阪市内の1Kくらいの費用です、これは心が動きます。

 

内容 金額・条件
借入金額 3,000万円
返済期間 35年(420ヶ月)
金利(年率) 0.347%
返済方式 元利均等返済(毎月同じ額)
月々の返済額 約 75,544 円

 

とは言え持ち家の場合、住宅ローンだけでは済みません。

マンション、戸建て、地域によって変わりますので、ここは概算となります。

 

項目 月額の目安
固定資産税・都市計画税 8,000〜12,500円
修繕費積立 8,000〜16,000円
火災・地震保険 2,000〜3,000円
町内会・その他 1,000〜2,500円
合計 約19,000〜34,000円/月

 

諸々込みで10万~12万くらいで3000万の持ち家に住める計算になります。

マンションにお住まいでも駐車場を合わせると、これより多く

払っている方は多いと思います。

 

であれば、やはり住宅購入に前向きになる気持ちは理解出来ますし、

私の同僚も結婚していれば、ほとんど持ち家です。

 

購入しなかった理由

低金利が続くとは思えなかった

コロナ対策で2021~2022年は低金利のピーク、

2023年も十分に余韻は残っていました。

 

この2年で金利は0.2~0.3%程あがりました。

様々なルールはありますが、3000万、35年でローンを組んでて、

金利が0.3%上がった場合は月々の負担は3,976円 × 12ヶ月年間約47,712円の増加になります。

 

銀行名 2023年 変動金利(優遇適用後) 2025年 変動金利(優遇適用後)
auじぶん銀行 0.289% 0.457%
住信SBIネット銀行 0.347% 0.598%
三菱UFJ銀行 0.475% 0.675%
楽天銀行 0.527% 0.777%

 

当時は住宅ローン系のYoutubeなんかもよく視聴していましたが、

要約すると

「低金利は今後も続くので安心してローンを組みましょう」

という内容が多かったです。

 

家を買いたいというバイアスが掛かっていると、こういう情報を信じたくなるものです。

 

この当時40代中盤だった私はそれほど長いローンを組むのも

しっくりこず、予算も3000万より下に見積もっていました。

 

2025年のガソリンやら米までもがここまで上がる事は当然予想出来ませんが、物価は緩やかに値上がりしていくだろうくらいは思っていました。

 

ただ、これが購入しなかった根本的な要因ではありません。

 

地の利が無かった

これはマイホーム購入の非常に大きなポイントだと思います。

職場、実家が近い、土地勘、学校の区域等、非常に個人的

かつ相対的な判断項目です。

 

私は大阪出身ですが、購入検討時も現在も妻の実家に近い

神戸に住んでいます。

 

大阪への通勤圏内の兵庫県の相場は恐ろしく高いです。

とても3000万でいい物件が見つかるような地域ではありません。

 

予算的に私の実家の近く、大阪の南の方を探していましたが、

わざわざ子供を転校させて妻の実家からも離れてかつ

借金を背負ってまでマイホームを持つ意義を見つけることが出来ませんでした。

 

両親のスタンスが垣間見える

私の場合、自分の親、妻の親からも住宅購入に関する支援はありませんでした。

 

最初から期待していなかったので、特に思うところはありませんが、スタンスを見れた事は今後の参考になった部分はあります。

 

結果的には自分達家族の思惑を捻じ曲げるような圧もなかったので、良かったと思います。

 

今住んでるところの良さを痛感した

今住んでる部屋が嫌過ぎてとにかく引っ越ししたいという方もいらっしゃると思いますので、人それぞれだと思います。

 

私は3LDKのマンションに4人家族で住んでいます。

家購入の動機の一つとして、子供が大きくなったら部屋が不足するという問題があります。

 

家賃を減らす事が家購入のポイントでもあったので、駐車場付きは譲れない条件でした。

 

マンションと比較するとやはり駐車場は止めにくいケースが

ほとんどです、一つの家では駐車が難しすぎて、私の駐車待ちで

前の道が渋滞してしまいました・・

 

私はスバルのフォレスターに乗っているのですが、

このサイズでも駐車に苦労するケースが多かったです。

 

私は現在分譲賃貸に住んでますがですが、

治安もよく会社も近い、駐車はしやすい・・

今がいかに恵まれた環境に住んでいるのかを見直す機会になりました。

 

今後の不動産市場をどうみるか?

私は勿論素人ですが、相場を見るというのがなんとなく好きなのです。

 

金利上昇、物価高、不動産購入世帯の減少等、

都心部の一部を除いて不動産が上がる要素は無いように思いますが、

それほど単純ではないとも思います。

 

  • 現在の売り物件自体仕入れの価格が高い
  • 円安を中心とした資材コストの上昇
  • 外国人労働者の受入れ

 

あくまで参考情報ですが

ロレックス エクスプローラー I

Ref.14270 の中古価格推移がこちらです。

 

定番のRef.14270ですが、2005年から上がり続けています。

チャイナマネーの台頭と円安が主な要因と考えています。

ロレックスの相場が下がらない限りは、お金はあるところには

あるということです。

 

年度 中古価格(円) 備考
1995 約370,000 発売初期
2000 約400,000 生産終了間近
2005 約450,000 安定期
2010 約500,000 徐々に価格上昇
2015 約600,000 人気再燃
2020 約700,000 ヴィンテージ市場で注目
2025 約1,000,000 高騰傾向

 

ロレックスのような“逃げ場”のある資産とは異なり、

不動産は流動性が低い分、長期視点での市場分析が大事だと感じました。

 

ただ、直近のロレックス相場は下降傾向で世界経済の不安定化

の兆しが見えてきています。

 

政治家が外国に対して甘い顔をするのもこのあたりが原因だと

踏んでいまして、言ってしまうと日本のプレゼンスが落ちてる

ということだと思います。

 

不動産は経済の影響範囲がおおきく、景気を上げるも下げるも

不動産次第なところは案外バブルから変わっていないのかも

知れません。

 

2025年の大手不動産会社の業績はすこぶる好調で主な要因は

下記ですが、低金利と円安は暗雲が立ち込めています。

 

  • マクロ環境(低金利・円安・訪日回復)

  • 再開発・都市インフラの充実

  • 各社の事業ポートフォリオ戦略の的中

 

説明が長くなりましたが、概ね下記のように想定しています。

 

  • 都心部はしばらく緩く上昇、もしくは現状維持
  • 都会への通勤に不便な場所はどんどん下降していく

 

個人的な住宅戦略

上記の通り購入に至らなかったプロセスをご説明させて頂きましたが、

上の子が来年小学生になりますので、今年も少し探してみようかなと

考えております。

 

私の家探しの動機の一つにそこそこの規模で家庭菜園をしたいというのが

ありまして、これが実現出来そうな家が見つからなかったのもあります。

 

郊外は徐々に値下がりして行くと考えてますので、

その辺りを狙っています。

 

最後に

お読み頂きありがとうございます!

皆さんの家選びの参考にされば幸いです。

 

それでは良い中年ライフを!

 

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